モノをつくる

happier2007-10-25

やってしまいましたね、比内鶏。地元民として残念です。
こういう問題はまだまだ出るんでしょうね、多分。
秋田在住じゃない皆様、比内鶏はおいしいんですよ。
我が家のダシはたいてい比内鶏スープ。スーパーで野菜売り場のそばなんかに置いてたり。
きりたんぽもそばも、スープ風のお惣菜もそれ。おいしいんですよ〜。


私が尊敬する人物の一人、グラフィックデザイナーの佐藤可士和氏が過去に雑誌の対談で色についてお話されてましたが。
例えば二つの「赤」を提示した時。消費者って絶対に色のいい方を見分けると。しかも瞬間的に。
「色なんかどっちでもいいよ」という人でさえそうなんだと。だから絶対に妥協出来ない。
その通りですよね。消費者の目を侮ると痛い目にあいます。
だから、どんな業種であってもモノをつくる人たちは必死なはず。
独りよがりではないか、自己満足の世界ではないか、顧客は本当に満足してくれるのか、どうしたら売れるのか、等々。
と、皆が考えてるはずだ…と思ってたのですが、どうも最近のニュースを見ると実はみんなそうじゃなかったのかな、と不安になります。


比内鶏のニュースの際、生産者の女性がインタビューされてました。
その方は、困惑しているしイメージ悪化につながるから不安、という答えの後、
「でもちゃんとやってる事をわかってくれる人も多いからきっと大丈夫!」とにっこり笑ってました。
それがとても爽やかで、「うんそうだね、がんばろ」という気持ちになったのですが、
全国版のニュースではそこがカットされていてとても残念。一番いいとこじゃん!


写真はヘンリーヅタ。これも毎日だんだんと素敵な色に変化していきます。